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公開日2021.11.04
不動産業界のこと

気にいる中古物件になかなか出合えない!?中古マンション市場の今

#中古+リノベ
気にいる中古物件になかなか出合えない!?中古マンション市場の今

「中古を買ってリノベーションをしたいけど、なかなかいい物件が見つからない」

「気になる物件を見つけたのに、すぐに買われてしまった」

と中古マンションが買えずに困っている方へ。

 

今回は、中古マンションが買いにくくなっている背景と対策についてお話しします。

目次

中古マンションが買えない?今の不動産市場はどうなってるの?

不動産流通機構が運営するレインズのデータを見ると、中古マンションが買いにくくなっている状況には、次の3つの理由が考えられます。
 

  1. そもそも市場に在庫がない
  2. コロナ禍での売り控えに対して、買い控えが起こっていない
  3. 市場のニーズと供給にギャップがある

 

それぞれくわしく見ていきましょう。

 

 

①そもそも市場に在庫がない

レインズに登録されている在庫件数は、19年12月から2年近く前年比割れを更新しています。

 

在庫件数は、2019年12月には4.7万件ありましたが、21年9月現在はさらに3.4万件まで減りました。

19年と比較して1万件以上も在庫が少なくなっています。

 

全体の在庫数が減っているのですから、思うような物件に出合うのは難しいですね。

公益財団法人東日本不動産流通機構 レインズマーケットデータ 2020年12月度版/2021年9月度版より)

 

 

②コロナ禍での売り控えに対して、買い控えが起こっていない

2020年の成約件数が前年比6%減に対して、新規登録件数は11.3%減と大幅に減少しています。

公益財団法人東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2020年)」より)

 

売り買いともにコロナの影響はありますが、買いたい需要と売りたい需要のバランスが偏っています。

 

むしろ、家で過ごす時間が長くなって住まいの見直しを考え出した人の方が多いのではないでしょうか。

在宅ワーク用のスペースや通信環境の質、以前よりも居心地の良さ、快適さにこだわりたいといった要望が増えています。

 

 

③ニーズに合った供給が少ない

リノベーション前提とはいえ、できるだけ広くて新しい物件が買いたいと思いますよね。

とはいえ中古マンションの場合、そういうニーズに合った物件が売り出されるとは限りません

 

2020年に成約になった物件と、新規登録された物件の平均専有面積と築年数を比べると少しギャップがあります。

公益財団法人東日本不動産流通機構 「首都圏不動産流通市場の動向(2020年)」より)

 

 

成約物件

新規登録物件

平均専有面積

65.33㎡

56.65㎡

平均築年数

22.10年

26.93年

 

売主側の視点で考えれば「狭くて古いから売って、新しい家に住み替えよう」と思うのは、自然なことですよね。

どうしても需要と供給にギャップが生じてしまうので、いいなと思う条件のマンションがなかなか出てこないのです。

 

 

買いにくい今、できること

市場の在庫数が少ないとはいえ、新規物件がゼロになったわけではありません。

少ないかもしれませんが、いいと思える物件は必ず出てきます。

 

そんなとき、すぐに動けるよう準備をしておきましょう。

 

 

①払える予算を明確にしておく

需要過多の今、希望する条件の物件が出てきたときに、迷っている時間はありません。

いくらまでなら無理なく支払えるのか、予算をはっきりさせておきましょう。

 

住宅ローンが通るのか、希望予算の物件で事前審査を出してみるといいですね。

事前審査に必要な書類も準備しておき、物件が見つかり次第、事前審査の申し込みができるようにしましょう。

 

さらに、リノベーション費用も住宅ローンでまとめるなら、工事の見積もりも事前審査に必要です。

すぐに見積もりを出してもらえるよう、リノベーション会社とよく打ち合わせておきましょう。

 

 

②不動産仲介に強いワンストップ会社を選ぶ

中古+リノベをするなら、物件探しから工事までできるワンストップリノベーション会社への依頼が効率的ですよね。

 

しかし、建築・内装業出身のワンストップリノベーション会社は、不動産仲介にはあまり詳しくないことがあります。

物件探しに苦労している会社では、お客様にリノベ済み物件を購入してもらい、きれいになった内装をすべて壊して再リノベしようとすすめるところもあるようです。

 

リノベーションはお客様のゆとりある未来を創るものであって、いくら物件が買いにくい状況でも、お客様の損になるような提案は許せません。

 

ワンストップリノベ会社に依頼する場合は、

  • 社内に仲介部門を設けている
  • 不動産会社出身のリノベ会社

など、仲介にも強い会社かどうかを確認しましょう。

 

 

【まとめ】すぐ購入できる準備をしておこう!

中古マンションが買いにくい状況だからこそ、チャンスを逃さないために予算や条件を明確にしておくことが大切です。

 

希望が明確であればあるだけ、仲介の担当者もあなたに合った物件を探しやすくなり、紹介物件の精度も上がります。

 

自分の条件や予算設定が適切なのかどうか、今一度整理しておいてください。

希望に合ったマンションが出たときに、素早くジャッジできる準備を整えておきましょう。