永く快適に住むためのメンテナンス~壁紙が割れてきた編

実は当社のカスタマー相談室へ一番多いお問い合わせが、壁紙についてです。
壁紙には1年の保証期間(※)がありますが、期間を過ぎると有償での対応となってしまいます。
毎日過ごす場所なだけに、ちょっとしたスキマも意外と気になるもの。
しかし、道具さえあれば意外と簡単に直せるってご存知ですか?
今回は壁紙のメンテナンスについてお伝えします。
やり方を覚えて、いつでもきれいな状態をキープしましょう。
※エフステージグループの保証期間です。販売元の不動産会社によって期間が異なりますので、販売元へご確認ください。
壁紙にスキマが!これって大丈夫?
購入したばかりなのに、リノベーションしたばかりなのに、壁紙にスキマが。
もしかして施工不良…?と心配になりますよね。
実は壁紙は、湿気や温度変化によって伸縮を起こしやすい素材でできています。
どんなに気を付けて施工しても、スキマなどを完全に防ぐことは難しいのです。
とくに季節の変わり目は寒暖差が大きく、スキマやはがれが起こりやすくなっています。
多少のスキマやはがれがあっても、建物に影響はないのでご安心ください。
スキマやはがれのセルフメンテナンス
ここからは具体的なメンテナンスの方法をお伝えします。
メンテナンスに必要な道具
マストで用意していただきたいのが、クロス用の充填剤です。
コーキング剤やシーリング剤といえば、ピンとくる方もいらっしゃるのでは?
商品名だと「ジョイントコーク」や「ぺネット」が有名です。
ホームセンターで1,000円以下で購入できます。
壁紙に近い色を選んでくださいね。
ほかにも、クロス用ののり、クロス用のローラーがあると便利です(はがれの補修に使います)。
補修の方法
トラブルごとの直し方を見ていきましょう。
スキマの直し方

①壁紙の汚れやほこりを取る。
②充填剤の先端をスキマに当てて、スキマを埋めていく。
Point:充填剤の先端をななめにカットすると、塗りやすいですよ!
③固くしぼった布で、充填した箇所をなでて充填剤をなじませる。
④はみ出した充填剤をふき取って完成。
Point:充填剤は水性です。乾く前に濡れた布でふき取れば落とせます。
そのままにしておくと汚れがついてしまうので、必ずふき取ってくださいね。
はがれの直し方

①壁紙の汚れやほこりを取る。
②充填剤やクロス用ののりをはがれた箇所に塗り込み、貼り合わせる。
Point:端をしっかり押さえて、ローラーで余分な接着剤と空気を押し出すときれいに貼れますよ。
③はみ出した充填剤を濡らした布でふき取る。
直し方を紹介した動画もあります。
こちらもぜひ参考にしてくださいね。
スキマ編
はがれ編
日々のお手入れ

汚れていないように見えて、壁には意外とほこりがたまっています。
定期的にお掃除して、きれいな壁紙を保ちましょう。
準備するもの
・ハンドワイパー、はたき
・キッチン用中性洗剤
・柔らかい布
お手入れの方法
①ハンドワイパーやはたきなどでほこりを落とす。
②目立つ汚れは固くしぼった布に水で薄めた中性洗剤をふくませて、ふき取る。
Point:クロスの合わせ目に洗剤が入らないように注意してくださいね(はがれの原因となります)。
③洗剤が残らないよう固くしぼった布で水拭き→乾拭きする。
また、結露やカビを防ぐためにもこまめな換気を心がけましょう。
水まわりや収納スペースの中はとくに湿気がたまりやすいので、注意が必要です。
壁紙の汚れトラブル
壁紙の汚れに関する3つのトラブル対策をご紹介します。
汚れがひどくても、壁紙を強くこすり過ぎると傷みの原因になります。
どのケースも、できるだけ優しくふき取ってくださいね。
テレビや冷蔵庫裏の黒ずみ
①掃除機でほこりを吸い取る。
②固くしぼった布に中性洗剤をふくませて、ふき取る。
③水拭きして仕上げる。
タバコのヤニ
①固くしぼった布に中性洗剤をふくませて、ふき取る。
②水拭きして仕上げる。
タバコのヤニは、黄ばみやベタベタ汚れの原因になります。
普段から、こまめな換気や空気清浄機の使用を心がけましょう。
クレヨン、サインペンなどの落書き
①消しゴムで汚れを消す。
②落ちない場合は、中性洗剤の原液を布にふくませてふく。
③水拭きして仕上げる。
完全に落とすのは難しい場合もあります。
汚れがついたらすぐに対処しましょう。
【まとめ】こまめなメンテナンスで、いつまでも心地のよい空間を!
家具を引き立ててくれたり、空間をおしゃれにまとめてくれる壁紙。
こまめなメンテナンスで、永く気持ちのよい空間をキープできるようにしましょう。
少しの道具があれば、簡単にセルフメンテナンスができます。
ぜひ試してみてくださいね。
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