ABOUT MYSTAGE
MYSTAGEについて

MYSTAGEについて

リノベマンションを「見る 知る 探せる」MYSTAGEでは、
リノベマンションの基礎知識からリノベーションのアレコレ、不動産業界のことまで、
お住み替えをご検討されている方へお役立ち情報を配信しています。
また、常時100件以上のリノベマンションを掲載。
これから販売予定の「未公開物件情報」をお届けする配信サービスもあり、きっとあなたにピッタリのお住まいが見つかるはず!

ARISE
暮らしも安心も先を見据えてデザインされた、人にも環境にも優しいリノベ済みマンションブランドを展開しています。

運営会社
エフステージグループは、リノベーション総合企業としてゆとりある未来を実現するため、
常に挑戦し、革新し続けます。

更新日2022.07.02
公開日2022.01.18
お金のこと

マンション購入に必要な手付金って何?いくら払うの?

#不動産購入のルール
マンション購入に必要な手付金って何?いくら払うの?

マンション購入に向けて動き出したら、最初に必要なお金が「手付金」。

 

手付金は、住まいや車などの高額商品を購入する際に支払うケースが多く、「はじめて聞いた」という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、契約をスムーズに進めるために必要なお金なので、手付金がどういうものかよく知っておきましょう。

 

今回はマンション購入に必要なお金、手付金についてお話しします!

目次

手付金って何?頭金とは違うの?

マンション購入でよくきくお金に「頭金」もありますよね。

似たような言葉なので混乱しやすいですが、手付金と頭金では役割が違います。

 

手付金とは

手付金とは、売買契約を結んだタイミングで買主から売主に支払うお金です。

 

手付金の役割には、

① 売買契約の成立を証明する

② 買主・売主双方の権利を守る

があります。

 

手付金は「契約成立の証明」以外に、万が一契約解除になったときには解除金・違約金として扱います。

売主から契約解除を申し出た場合、手付金の2倍の額を買主へ支払うというルールがあり、手付金は売主だけでなく、買主を守る役割も果たしています。

 

また、支払った手付金は決済時に、物件価格の一部に充てることが一般的です。

 

 

頭金とは

頭金とは、住宅ローン利用時に物件購入に充てる自己資金のことです。

手付金も物件価格に充てるのであれば、頭金と考えられます。

具体例で見てみましょう。

 

<前提条件>

・物件価格:4,000万円

・手付金:400万円    の場合

 

【ケース①】 住宅ローンで3,500万円借りる

  • 計算の仕方

 物件価格 4,000万-手付金 400万=残金 3,600万円

 残金 3,600万-貯金 100万=借入 3,500万円

 

この場合、手付金400万円+別で用意した100万円が頭金です。

自己資金500万円がある分、月々の返済負担を少なくでき、適用金利も下げられます。

 

【ケース②】 住宅ローンで4,000万円借りる

  • 計算の仕方

 物件価格 4,000万-手付金 400万=残金 3,600万円

 借入 4,000万-残金 3,600万=最終的に手元に残るお金 400万円

 

この場合、頭金は0円です。

売買契約時に一旦、手付金400万円を貯金などから持ち出す必要がありますが、住宅ローン決済時に400万円は戻ってきます。

(不動産会社から手付金が返金されるわけではなく、住宅ローンで物件価格の全額を借りるため、手付金分が手元に残るイメージです。)

 

 

このように頭金は0円でも購入できますが、契約証明のお金になる手付金は原則、支払いが必要です。

「頭金なしでも買える」=「自己資金なしでも買える」ではないので、注意しましょう。

 

 

編集部

物件購入時には物件価格のほか、諸費用がかかります。

今回は説明を簡単にするため割愛していますが、資金計画の際は諸費用計算もお忘れなく!

諸費用について、くわしくはこちらでお話ししています。

「マンション購入の諸費用っていくらかかるの?」

 

 

いくら払うの?

手付金の額は、物件価格の5~10%(未完成:5%、完成:10%)ということが多いです。

物件価格4,000万円の場合、200~400万円になります。

 

大きなお金になるので、手持ちのお金に不安がある人は売主に相談してみましょう。

 

手付金の支払いについて、次の2点も注意が必要です。

 

 

①現金持参の場合も

売主会社によっては、契約当日に現金を持参して支払うことがあります。

数百万を持って契約先まで行くのは怖いですし、ATMで一気におろせる額ではないので当日の準備では間に合わないかもしれません。

銀行振り込みでもOKなのか、現金持参なのか、事前に確認しましょう。

 

 

②住宅ローンが使えない

数百万のお金が必要になる手付金ですが、住宅ローンの契約前なので「住宅ローンを使って支払う」ことができません

手付金を用意できない場合はご家族から借りるか、手付金分の貯金ができてから買いましょう。

 

カードローンなどで借りるのは、住宅ローンの審査に悪影響なのでやめてください!

(住宅ローンの本審査が終わるまでは借り入れNGはもちろん、クレジットカードの分割払いやリボ払いもしない方が良いです。)

 

 

契約を解除することになったら

契約解除になると手付金はどうなるのでしょうか?

万が一のときのことも知っておきましょう。

 

  • 買主都合の場合

契約を解除すると手付金は戻ってきません。

「手付放棄」といって、手付金をあきらめることで契約解除となります。

 

  • 売主都合の場合

買主に対して手付金の2倍の額を支払うことで契約解除となります。

(手付金が200万なら、売主から400万円支払われます。)

 

 

契約解除できるのはいつまで?

契約書には、手付金による契約解除ができるのは「相手方が売買契約の履行に着手するまで」と定められています。

 

「履行に着手するまで」とは具体的にいうと、

買主:住宅ローンの契約を結んだ、引っ越し代を支払った など

売主:移転登記の準備を開始した など

のことを指します。

 

上記の内容に着手した後に契約解除をすると、違約金(物件価格の20%程度)が必要になるということですね。

 

  

【まとめ】安心してマンションを買うために!

何千万というお金がかかる不動産取引は、買主と売主の信用が大切な世界です。

売主へ本気で買いたいという気持ちを示し、その後の取引を安心して進めるためにも、手付金は大事な役割を果たしています。

 

契約の段階で何百万も払うのは不安に感じるかもしれませんが、その後何十年と返済がつづく買い物です。

その覚悟を固めるためにも必要なお金かなと思います。

 

手付金の役割を知って、しっかりとマンション購入の準備を進めてくださいね。

 

 

※今回お話したのは、売主が業者の場合です。

個人が売主の場合、両者の同意があればどのような規約も設定できます。

個人間の売買契約では一般的に手付金で解除できる期間(1~2週間程度)を定め、それ以降に解除する場合は違約金を支払うという形が多いです。

どのような決まりになっているか、契約前によくご確認ください。