リノベ済みマンションの口コミが知りたい!どうやって集める?

どっちを買おうか迷ったとき、あまり知識がないジャンルの商品を買おうとするときに頼りになる口コミ。
商品説明や店員さんに質問するだけではわからないことも多いので、購入者の感想は参考になりますよね。
さらに住まいは「1週間だけお試し」や「あわなかったら返品」ができません。
口コミに頼りすぎるのはよくありませんが、しっかり情報収集して後悔のない選択をしたいですね。
今回は、リノベーション済みマンション購入時の口コミの集め方についてお話しします!
マンションの口コミ・評判を調べる

購入前にどんな人が住んでいそうか、きちんと管理されているのかなどの現状を把握できるのが、中古マンション購入のメリット。
マンションに関する口コミや評判は、以下の方法でリサーチしてみましょう。
①口コミサイトで調べる
飲食店や家電、化粧品などの口コミサイトがあるように、マンションにも口コミサイトがあります。
マンションの規模や人気度によって内容にばらつきがありますが、まずは検討中のマンションの情報があるか、下記のサイトで調べてみましょう。
口コミを見るためには、どちらも会員登録(無料)が必要です。
- 「マンションレビュー」:マンションの資産価値を把握できる
サイト独自のマンション評価基準「マンション偏差値」や将来の売買価格予測など、客観的な資産価値を知ることができる。
周辺の中古マンション相場や過去の売却履歴も掲載があり、価格面で適正マンションかどうかの判断をサポートしてくれる。
- 「マンションノート」:マンションや周辺環境の住みやすさを把握できる
建物(住人の雰囲気、管理・お手入れ、共用部分/設備など)と周辺環境(安全・治安、お買い物・飲食、子育て・病院など)の項目で、良い点と気になる点を見ることができる。
「〇文字以上書いてください」と文字数の下限が決められているので、具体的なエピソードが多く、そのマンションでの生活をイメージしやすい。
②売主会社にきく
リノベーション済みマンションの場合、工事の許可申請や騒音などのトラブル防止のため、売主会社の担当が管理組合の理事長や上下左右の住戸へ挨拶に行っています。
対面できていれば、どんな感じの人だったか伝えられるので確認してみましょう。
③管理人にきく
日勤や住み込みで常駐している管理人さんなら、どんな世帯が多いか、どんな雰囲気の人が多いか教えてくれることがあります。
また、実際にマンションに住み始めたら、その管理人さんにお世話になることもあるでしょう。
どんな管理人さんなのか、少し話して人柄がわかると住んでからも安心ですね。
④マンションの掲示板
騒音や共用部利用時のマナーについて、注意の張り紙があることがあります。
「トラブルメーカー的な住人がいる」ととらえるか、「住人の声に対応してくれる管理会社・管理組合だ」ととらえるか反応がわかれそうですね。
張り紙なし=トラブルのないマンションとは言い切れず、住人間のトラブルがあっても何の対応もしてくれない管理組合だからという可能性もあります。
管理体制がしっかりしているかは住みやすさだけでなく、建物の寿命にも影響します。
口コミだけでなく、「重要事項調査報告書」「長期修繕計画」などのマンション管理に関する資料も見て判断が必要です。
売主会社の口コミ・評判を調べる
リノベーション済みマンションを販売している売主会社について調べておくことも大事です。
なぜなら、購入後の不具合に対応するのは売主会社だからです。
安心して永く住むためにも、売主のリサーチが欠かせません。
①Googleやポータルサイトのレビュー
GoogleのレビューやSUUMOなどのポータルサイトのレビューで、その会社や担当者に対する口コミを調べることができます。
売主会社が販売している物件の評価というよりは、担当者の人柄や仕事ぶり(丁寧にヒアリングしてくれるか、購入をせかしてこないかなど)を知るのに役立ちます。
②売主会社のアンケート

売主会社が購入者に対してアンケートを行っていれば、物件を実際に購入した人の声がわかります。
基本的に良いことしか書いてありませんが、その良いことが自分にとってもメリットと感じられるか(購入者に共感できるか)見てみましょう。
また、会社や会社の提供するマンションブランド、物件の内装、住みやすさ、価格など、全体的な評価を把握できます。
購入者対象のアンケートは、ある程度の販売実績がないとできません。
会社の規模や実績を把握できるコンテンツととらえてもいいですね。
③購入者/内装プランナーインタビュー
こちらも売主会社のホームページやパンフレット等に掲載しているコンテンツです。
下記の点が参考になるかもしれないので、気になるものがあれば読んでみましょう。
- 購入者インタビュー
個人の購入のきっかけや物件選びの条件などのエピソードがインタビュー形式で掲載されています。
自分と属性が近い人の体験を知ることで、自分にあった会社なのか、物件なのか判断しやすくなります。
具体的な内容が語られているので、自分では気づかなかったメリットやデメリットが発見できるかもしれません。
- 内装プランナーインタビュー
物件の特徴や間取り決めで意識したことなど、自社ブランドへのこだわりを知ることができます。
単なるセールスポイントではなく、設計時に意識したことや工事中に苦労したことなど、作り手の思いがわかると、購入に向けた安心材料の1つになるのではないでしょうか。
口コミを参考にする場合の注意点
住まい購入に限ったことではありませんが、口コミや評判を参考にする場合は次の点を意識しておきたいですね。
①いいことも悪いこともうのみにしない
会員登録制の口コミサイトであっても、匿名であることに変わりはありません。
「購入者の意見」と偽って書くこともできるので、信じすぎは禁物です。
感じ方にも個人差があるので、いい内容も悪い内容もあくまで参考意見として考えましょう。
また、サイトに書いてある過去の売却履歴や相場も、
・成約価格(実際に売れた価格)なのか、売り出し価格なのか
・現況なのか、リノベーション済みなのか
・事情があって売り急いでいた物件なのか
などの詳細はわからないことが多いです。
検討している物件と同じ条件かわからないので、価格だけ比較して高い・安いを判断するのは難しいです。
こちらも参考価格ととらえたほうがいいでしょう。
②不安な点はできるだけ自分で確かめる
口コミを見て不安に感じることがあれば、できるだけ自分で確かめるようにしましょう。
「ゴミ置き場のマナーが悪い」「共用部に個人の私物が置いてある」などの口コミがあれば、見学時に重点的にチェックすべき項目として追加できますね。
ほかにも、
・時間や曜日を変えて内覧に行く
・気になったことは遠慮しないで質問する
・不動産会社まかせにせず自分でも調べる
など、積極的に行動して不安を解消しましょう。
【まとめ】口コミはバランスよく取り入れて。売主チェックを忘れずに!
口コミはあくまで住まい選びの参考データの1つです。
どんなマンションにも良い点・悪い点はあるので、どちらかに偏ることなく情報を集めた上で「自分自身が叶えたい暮らしができる家なのか」を判断したいですね。
また、リノベ済みマンションの場合、売主が誰なのかはきちんと調べておきましょう。
口コミで信用できる売主なのかを判断するだけでなく、売主が実際に提供している保証やアフターサービスの内容もチェックしておくと購入後も安心です。
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