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公開日2022.04.07
お金のこと

同じ年収なのに借りられる額がちがう?住宅ローン審査金利のヒミツ

#住宅ローン
同じ年収なのに借りられる額がちがう?住宅ローン審査金利のヒミツ

住宅ローンを組んで住まいを買うなら、最初に知っておきたいのが「自分はいくら借りられるのか」ですよね。

 

「借りたいだけ借りられるよね?」

「低金利だからたくさん貸してもらえる!」

と思っている方もいらっしゃいますが、住宅ローンは

①ご自身の年収

②年収に対する返済比率

③審査金利

の3つでいくら借りられるかのベースが決まってしまいます。

 

今回は住宅ローンの借入可能額を決める第3のポイント「審査金利」についてお話しします!

 

※審査金利の前に②の返済比率って何?と思った方は、こちらのコラムをどうぞ!

目次

審査金利って何?

審査金利とは、銀行が住宅ローンでいくらまで貸し出せるか審査する時に使う金利のことです。

銀行ごとに何%で審査しているかは異なりますが、一般的に3~4%といわれています。

 

「3~4%って高くない?広告には『0.4%~』とかって書いてあるよ?」と思われたかもしれません。

しかし、銀行からすれば「最後まで無理なく返済してもらえる額」を前提に貸出額を決めないと「本当に返してもらえるのかな?」と不安ですよね。

 

そのため、広告でうたっているような金利ではなく、それよりも高い審査金利を使ってあなたに貸せる額を決めているのです。

 

 

審査金利でこんなに変わる借入可能額

「いくらまで借りられるか」の重要な要素である審査金利。

ここで知っていただきたいのが、何%の金利で審査するか、銀行によって大きく異なるということ。

 

下記は年収500万円の場合の審査金利別、最大借入可能額です。

審査金利 借入可能額
0.6% 約5,520万円
1.4% 約4,840万円
3.0% 約3,790万円
4.0% 約3,290万円

※35年返済、返済比率35%で計算。

※実際の借入可能額は、ご自身の属性や物件のスペックもふまえた総合的な判断で決まります。年収と審査金利で求められる借入可能額はあくまで目安です。

 

審査金利0.6%と4.0%では年収は同じなのに、2,000万円以上借りられる金額が変わります。

0.6%だと年収のおよそ11倍の額が借りられるなんて、正直「こんなに借りて大丈夫?」と不安になるレベルですよね。

 

一般的に審査金利3~4%の銀行が多いのですが、1%ちがうだけでも500万円借りられる額に差が出ます。

少しでもたくさん借りたいと思っている人は広告の金利が低い銀行ではなく、審査金利が低い銀行を探さなければいけません。

 

 

審査金利って調べたらわかるの?

何%で審査しているのか気になると思いますが、各銀行の審査金利は原則、非公開です。

銀行にきいても「〇%で審査しています」とは教えてくれません。

 

はっきり「〇%です」といっているところは少ないのですが、一例としてフラット35があります。

フラット35は審査を申し込んだ月の適用金利(2022年4月の最頻適用金利・1.44%)で審査するので、審査金利3~4%の銀行よりたくさん借りられますね。

 

「できるだけ借入額を増やしたいのにどうしたらいいの?」と困ったら、“住宅ローンに強い”不動産会社に相談してみてはいかがでしょうか。

実績豊富な会社なら、これまでの経験からどんな人がどれくらい借りられるのか予測が立てられるので、あなたの希望が叶えられる銀行を提案してもらえるかもしれません。

 

 

【まとめ】借入可能額が決まるしくみを知って、適切な資金計画を!

広告の金利がいくら低くても「いくら借りられるか」の審査には関係ありません。

 

理想の暮らしを叶えるためにできるだけたくさん借りたい人は、まずは“住宅ローンに強い”不動産会社に相談するのがオススメです。

立地や広さなどの住みやすさは価格に反映されるので、不動産会社のアドバイスももらいながら借入額と住まいへのこだわりのバランスを調整できるといいですね。

 

ただし「借りられるだけ借りちゃおう」という考えは超危険です!

安易に借入額を増やすことは、住宅ローン破綻のリスク上昇につながります。

住まい以外に必要なお金(教育費、老後資金、この返済額でも年に1回は旅行に行けるのか?など)も考慮した資金計画を立てて、借入額を決めましょう。

 

 

※本コラムは2022年3月時点の情報をもとに作成したものです。住宅ローンの審査基準は銀行ごとで異なるとともに、同じ銀行でも時期によって基準が異なる場合があります。ご留意ください。