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公開日2022.04.14
お金のこと

実は時代の最先端?!懐が深いフラット35の魅力

#住宅ローン
実は時代の最先端?!懐が深いフラット35の魅力

住宅ローンを組むなら変動にするか、固定にするか、多くの人が最初に悩むポイントではないでしょうか?

実際のところは、7割近くの人が変動金利で住宅ローンを組んでいます(※)

 

金利0.3%台の銀行が登場しているのを見ると、変動を選ぶ人が多いのも納得です。

 

一方で、変化の多い時代。

35年という長期のローンを組むんだから、金利が変わらない固定で安心したいという人もいるはず。

 

固定金利といえば、代表的なのがフラット35ですよね。 

今回は固定金利の王道、フラット35の魅力についてお話しします!

 

※住宅金融支援機構の「住宅ローン利用者の実態調査(2021年10月調査)」より、変動金利の利用割合67.4%。

目次

フラット35って何?

フラット35は、独立行政法人・住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して扱っている、半官半民の全期間固定金利住宅ローンです。

完全な営利目的ではないため、審査基準が民間の銀行に比べて緩やかという特徴があります。

 

個人の属性が審査に影響するとともに、

・返済期間:20年以下か21年以上か

・自己資金比率:1割以下か1割超か

・団信:つけるかつけないか

申し込み先の金融機関をどこにするか

でも金利が変わります。

 

また、

・フラット35S省エネ性能up、耐震性が高いなど、質の高い住まいを購入する

・フラット35リノベ:中古マンションを購入してリノベーションする

・フラット35維持保全型:維持管理に配慮している、中古住宅の流通を促進するような住まいを購入する

・フラット35地域連携型(子育て支援):子育て世帯や新婚世帯が住まいを購入する

場合に使える商品があり、意外とバリエーション豊富です。

 

上記の商品は、指定の条件を満たすと借入当初5~10年間、金利の優遇(▲0.25~0.5%)が受けられます。

 

 

フラット35のここが素晴らしい!

フラット35のメリットをご紹介します。 

 

とにかく懐が深い!多様な働き方を応援

フラット35の場合、安定した収入があれば、その雇用形態や勤続年数は問われません。

アルバイトやパートで働いている場合でも住宅ローンを組むことができます。

 

一方で、都市銀行は基本的に正社員として働いていることが求められます。

 

正社員が絶対条件というわけではありませんが、

契約社員、派遣社員:勤務先が大手企業かどうか見られる、年収の80%で審査

個人事業主:3期分の確定申告が必要

など、正社員に比べて条件が厳しくなります。

 

働き方が多様化する時代に、正社員以外もOKな懐の深さがフラット35の魅力です。

 

 

35年続く、変わらないという安心

35年もの長期間、返済が続く住宅ローン。

ここ10年近く変動金利に大きな変化は見られませんが、マスクをつけて過ごす日々が2年も続くなんて想像できなかったように、今後どうなるかは誰にもわかりません。

 

変動で借りるなら、こまめに金利ニュースをチェックしたり、金利が上がっても対応できるような資金計画が必要です。

フラット35はそういった心配がなく、借入期間中の金利上昇のリスクを負わずにすみます。

 

また、年収の増減があまりないだろうと予想される場合も、今の収入で払えるなら今後も問題なく払っていけますよね。

返済計画の見通しが立てやすい点もメリットです。

 

 

健康面に不安がある人の強~い味方

がんにかかった、入院したなど、過去3年以内に大きな病気をしていると、いくら年収があっても民間の住宅ローンは借りにくくなります(団信の審査が下りないため)。

そんな時に団信なしでも借りられるフラット35は強い見方!

 

団信なしで契約すると金利が下がる(▲0.2%)ので、安くなった分を生命保険や働けなくなった時の保険(就業不能保険)に回してもいいでしょう。

 

 

ここが惜しいよ、フラット35

メリットの多いフラット35ですが、注意点もいくつかあります。

 

 

どんな物件でも使えるわけじゃない

フラット35を使うには住宅金融支援機構が定めた基準をクリアし、検査を受けた物件でなければいけません。

 

新耐震の物件なら基本的に使えますが、旧耐震や1階がピロティ(※)だと使えない可能性が高いです。

事前にフラット35が使える物件か確認しておきましょう。

 

また、フラット35適合証明書が必要で、別途証明書の発行手数料がかかります。

 

※ピロティ…駐車場になっているなど、主に柱で支える構造のこと。

 

 

金利の高さをどう考える?

変動金利と比べるとどうしても金利が高く感じられ、そこが気になる方も多いと思います。

メガバンクの1つである、りそな銀行の4月の変動金利は0.47%。

一方で、フラット35は1.44%です。

 

目先の金利で比較すると変動にかないませんが、

  • 審査条件の間口が広い
  • 審査金利が実行金利なので、都市銀に比べてたくさん借りられる
  • 金利が変わらない安心

など、フラット35だからこそのメリットもたくさんあります。

 

2~3年で終わるようなローンではないので、適用金利以外も比較して総合的に納得できるかで判断しましょう。

 

 

契約時の金利が適用される

“固定金利”と矛盾するようですが、フラット35は基準となる金利が毎月変わります(0.数%ずつ増減がある)。

 

3月に審査を申し込んで、4月に住宅ローンの契約をしたとすると、4月の金利で35年借りることになります。

月が変わったタイミングで金利が下がればラッキーですが、当初の試算より月々の返済額が増える可能性があります。

 

 

事前審査の精度が高くない

住宅ローンを組んで不動産を買う場合、事前審査をクリアしてからでないと売買交渉に進めないのが一般的です。

 

しかし、フラット35は事前審査の精度が低く、本審査まで通さないと交渉に進めません(※)

結果が出るまでに1~2週間程度かかるので、その間にほかの人に買われてしまう可能性があります。

 

都市銀行は、事前審査の申し込みをして最短だと翌日には結果が出ます(通常3日~1週間程度)。

 

スピード感も大切な中古マンション購入は、このタイムラグのために悔しい思いをしてしまうかもしれません。

早めに不動産会社に相談する、必要書類をそろえておくなど、事前にできることは進めておきましょう。

 

※不動産会社によって判断が異なる場合があるので、事前にご確認ください。

 

  

お家がほしい人の救世主、それがフラット35!

デメリットを把握しておく必要はありますが、それを上回るメリットがある懐の深い住宅ローン。

 

「私でもマイホーム、買えるの?」と不安に思っている方は一度、フラット35の相談窓口か”住宅ローンに強い”不動産会社に相談してみましょう!