【子育て世帯編】住みやすい間取りってどんなの?

「もうすぐ子どもが生まれるから…」
「子どもが大きくなってきて家が手狭に…」
マイホームを購入される理由として、お子さんがきっかけというのはよくあります。
今回は子育て中ならチェックしておきたい、住まい選びのポイントをご紹介します!
小学校低学年くらいまでのお子さんがいらっしゃるご家庭向けですが、「こんな間取りもありかも!」と参考になればうれしいです。
子育て中ならこんな間取りはいかが?
子育て中ならチェックしておきたい間取りのポイントを3点ご紹介します。
①家事動線がよい間取り
子育て・お仕事・家事を毎日こなしていくのは、本当に大変です。
スマート家電や専門のサービスを利用するなどの時短・効率化とあわせて、間取りで家事の時短ができないかも考えてみましょう。
例として、オススメの間取りを2つ紹介します。
例)LDK⇔洗面室が行き来しやすい
洗面室とキッチンの距離が近いと、炊事・洗濯の家事を効率よくこなすことができます。
下記のような回遊できる間取りやキッチンの横に洗面室の入口がある間取りだと、行ったり来たりしやすく効率的ですね。
また、LDK内に洗面室の入口があると
- 朝食やお弁当を準備しながら、子どもの歯磨きを確認できる
- メイクや髭剃りをしながら、リビングにいる子どもの様子がわかる
- 料理しながら洗濯機を回せる
など、"ながら家事""ながら支度"がしやすいです。
プラス、LDK内に洗面室の入口があることで、冬あたたかく夏涼しいというメリットもあります(高齢者のヒートショック対策にもオススメです)。
一方で、思春期のお子さんはちょっとイヤだなと感じるかもしれません(特に来客時など)。
せっかくの機会なので「家族でどんな風に過ごしたいか」お話いただくと、お子さんの新たな一面が見られるかもしれませんね。
例)洗面室とバルコニーやサンルームが近い
洗面室とバルコニーの動線が短いと、洗濯物を回してすぐ干せるので時短になります。
下記のような間取りだと理想的ですが、マンションの場合はバルコニーの位置が限られています。
バルコニーへの動線を家具が邪魔しないように配置できるかどうか、確認しておきましょう。

また、新生児の洗濯物や外遊びで汚れた服は、大人のものとわけて洗うことが多いと思います。
少量の洗濯物をサッと干せる、浴室乾燥機や天井吊り下げタイプの室内物干しがあると何かと重宝します。
②引き戸を多く使っている間取り

お部屋の独立性を高めるなら開き戸の方がよいですが、子育て中ならフレキシブルに使える引き戸がオススメです。
開けておいてお部屋を広く使ってもいいですし、お昼寝や来客時はさっと扉を閉めてしまえばOKです。
広い空間にも個室にも、自由に部屋の使い方を変えられる引き戸は、ライフスタイルに変化の多い子育て世帯にピッタリ。
追加工事で、開き戸を引き戸に変更することもできます。
扉のタイプが気になる場合は、不動産会社の担当へ相談してみてください(建物の構造により、変更できない場合があります)。
③個室の入口がLDK内にある間取り

上記のように個室への入口がLDK内にある間取りは、思春期のお子さんがいらっしゃる親御さんから人気の間取りです。
個室の入口が廊下にあると帰ってきても気づかない…なんてことがありますが、この間取りなら必ずリビングを通るので顔を見たり、声をかけたり、ちょっとしたコミュニケーションがとりやすいですよね。
お子さんが小さいうちは気にならないかもしれませんが、思春期になると親をさけるようになることもあります。
少し先のことを見据えて、間取りを選ぶのもいいかもしれませんね。
④セミオープンキッチン
セミオープンキッチンとは、コンロ部分に壁があったり、腰高の壁で手元が隠れている対面式キッチンのことです。
最近は開放感のあるオープンタイプのキッチンが人気ですが、子育て中ならセミオープンタイプがオススメです。
<セミオープンキッチンのメリット>
・LDにいる子どもから火元が遠くなる
・LDにいる子どもの様子を見つつ、料理ができる
・油跳ねなどの汚れが抑えられる(掃除が楽!)
セミオープンキッチンとオープンキッチンの見え方の違いは、下記の通りです。
手元が見えるか・見えないかの違いですが、印象が変わりますね。

開放感やおしゃれさといった見た目重視ならオープン、機能性重視ならセミオープンが使いやすいでしょう。
【キッチンカウンターもあると便利】
キッチンカウンターがついていると
- 配膳効率UP
- キッチン調理台が狭くても調理中の食材や調理済のものを置ける
- LD側には生活小物(ティッシュ、除菌ハンドジェル、文房具など)が置ける
- カウンター下に薄型の収納を置けば、デッドスペースを活用できる
など、メリットがいっぱいです。
ちょっとしたしたスペースですが、DK空間の使いやすさがぐっと上がります。
便利すぎて何でも置き場にならないようにご注意くださいね!
【まとめ】できるだけ具体的に暮らしをイメージしよう
暮らしやすい間取りは、家族構成や生活スタイルによって大きく異なります。
まずはこれまで住んできたお家で、気に入っている点や困ったことなどを具体的に洗い出してみましょう。
検討中の物件と比較して見ることで、使い勝手がイメージしやすくなります。
事前にチェックリストを作成しておくと、内見時に確認忘れがないのでオススメです。
扉のタイプを変えたい、デスクカウンターがほしい、収納を増やしたいなど、ちょっとしたカスタマイズでより理想の間取りに近づけることもできます。
追加で工事ができないか、不動産会社の担当に相談してみてくださいね!
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